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 Orinoco Flow 

前回、旅行の話をする前に、この類いの話を先にしておいた方がよかったかなと思うことがありました。
今回はそれを話しておきたいと思います。

☆☆☆

以前、実家に二人で帰った時に、私らがちょこまか海外旅行に行っている話に 父が驚いていました。
それは、、


「お前、遊び過ぎだろ」ではなく、「よくそんな大変な事やってるなあ」
という意味です。言いたいことは良くわかります。

今の人にしてみれば、海外旅行など、国内旅行の延長くらいの感覚かもしれませんが、
父、いえ、私の実家の人の感覚はちょっと違うと思います。
海外=「(楽しいんだけど)とんでもない目にあうかもしれないもの」です。

☆☆☆

まだ、私が小学生の時ですが、南米のベネズエラという国に、父の仕事の関係で住んでいた事があります。

エンヤのオリノコ・フロウで知られるオリノコ川の流域にある、プエルト・オルダス
という内陸地に2年程住んでいました。

アンヘルの滝1


世界遺産のギアナ高地 / エンジェルフォールも近くにあり、とても自然豊かで、
石油や鉄鉱石等の鉱物資源にも恵まれた国ですが、
最近ではたまに、こっちの話で名前を耳にされた事があると思います。

そう、チャベスの国です。

今でもそうですが、当時もやはり、ややこしめの国でした。
我々の常識や感覚とは、異なる事が普通でした。

ほんの一例ですが、スーパーマーケットでアイスクリームは売っていますが、
棒アイスのような小さなものはありません。
ほとんどがレディーボーデンのような、ホームサイズのものばかりです。

そして、それらはすべてフタが開いており、ぼっこりと中身を手ですくった跡が付いています。
中には完食されてしまうものもあったりしました。

「こいつらまったく、自由すぎるぞ」 と、グローバルな常識には縛られないその発想力に、感心したものです。

☆☆☆

print0121.jpg

で、一時帰国の時だったと思います。内陸部の住んでいた都市から、
国内線で首都のカラカスに飛び、メキシコからJALで帰国しようとした時です。
カラカスの空港で、出国できない事態となりました。

昔の航空券は、カーボン紙の写しと本紙の2枚組で、
使う毎に本紙のチケットをはぎ取るというものでしたが、
最初の国内線に乗る時に、地上係員が誤って
その先のメキシコまでのチケットを一緒に切ってしまてたのです。

日本なら職員が元の空港に電話一本で済むのですが、
そういう融通はききません。
言葉も、常識も異なる国では、こういったトラブルは致命的で、
子供ながらにやばい状況になったと思いました。
父が職員とずっとやりあってくれていますが、埒が明かない様子です。

刻々と出発の時間が近づきます。

print1481.jpg

結局、どうなったかと言うと、事態は急展開し、
我々家族だけ専用の車で移動し、出発ギリギリで機内に入れたのでした。

どうやって、切り抜けられたのか? 後で聞いた話はこうです。

父は、責任者をトイレに連れてゆき、ボコボコにした いわゆる袖の下を渡したそうです。

おそらくいろんな意見があると思いますが、プールに入るにも、
そうした事が日常的に行われていた背景がありますし、
家族4人の為に必死になって事態を収拾してくれた事を考えると、私は否定できません。
むしろ、自分もその立場であればその選択をしたと思います。

☆☆☆

これは、まだ、お話できる類のもので、そうでないものも記憶しています。

今のように情報網が発達しておらず、全く助けにならないどころか、
ことをさらにややこしくする家族(私の事ですね)を連れて、
日本人など全くいないような所に、よく連れて行ってくれたものだと思います。

両親には本当に感謝しています。
たぶん、あれらと同じ事を今、自分でやれと言われても無理なような気がします。

何が言いたいかと言うと、こういった経験があるので、私は、
海外に対しては、必要以上に心配してしまう傾向にあるということです。

そういえば、前に、Tさんの母、妹3人でイタリア旅行(パックツアー)に行くと言うので、
「イタリアはジプシーがいっぱいいて危険らしい。強盗にあうかもしれないから、絶対汚い恰好で行った方がいい」
と忠告したのですが、帰ってきて、「皆きれいな恰好だった」
「私達だけ汚くて恥ずかしかった」と文句を言われました。
(ブランドもの買い出しツアーなので今考えればそれはそうです)

また、これも以前の話ですが、ベガスの空港でTさんに、ちょっとまずいかなと思いながら
「先に行って自分でなんか買って食べとけるかなあ?」と言って先に行かせ、
(自分は当時ハマっていた飛行機の写真を撮る為にどうしても空港内を散策したかったのです)
あとからその店に行って、Tさんがちゃんと注文して、一人で食べているのを見たときに、
「おお、すごい。劇的な成長だ」と心の底から感動したものです
(本人に言ったら、「ばかにすんな」と言われました)

☆☆☆

実は、あの頃の経験が、時を超えて生かされた事もありました。

ベガスからサンノゼを経由して日本に帰る時に、日本行のチケットが一枚足りない事に、
ボーディングブリッジを渡っている最中に気づき、取りに戻りました。

あの時以来、毎回チケットをチェックしていたのでした。 もちろんTさんの分も含めて。


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2012/06/24 | 19:12
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